一昨日、テレビの健康番組で、ものまねタレントの原口まさあきが糖質制限ダイエットに取り組んでいる模様が放送されていました。ただ、そのダイエット法は、奥さんが豆腐やコンニャクを使って”もどき食品”を作ったりと、かなり本格的なものでした。あとで、ドクターが「一般的には長続きできるような方法ではないですね」と感想を述べていましたが、たしかにそれはやりすぎという気がしないでもありません。

別に糖尿病ではないのですから、そこまでシビアにやる必要はないのです。最近、私のまわりでも糖質制限ダイエットをはじめた人が何人かいますが、私は、その人たちに対しても、「3食のうち1食か2食を主食ぬきにする程度で充分ですよ」と言っています。

ダイエットの場合、その程度で充分効果があります。むしろ、そうやってゆっくり時間をかけてやったほうが、太りにくい(リバウンドしにくい)身体になるような気がします。おかずに関しても、基本的な知識は必要ですが、おかずで摂取するのはたいした量ではないので、そんなに神経質になる必要はないのです。

私は一応13キロ減の目標値を達成しましたので、この2カ月、ダイエットは休止していますが、それでもリバウンドはまったくありません。このブログを読んでいただければわかりますが、今までいろんなダイエットを試み、そのたびにリバウンドをくり返していたことを思えば、私にとっても糖質制限ダイエットは画期的なダイエット法と言えるのです。

どうしてリバウンドしないかと言えば、食生活が変わったからです。と言うと、なんだか仰々しいのですが、つまり、以前に比べてご飯やパンや麺類を食べなくなったからです。誤解のないように言っておきますが、まったく食べないわけではありません。以前のように”大食い”をしなくなったいうだけです。もちろん、1~2キロくらい体重が増えることもありますが、その場合は3食のうち1食を主食ぬきにして、それを1~2日つづければすぐ元に戻ります。

糖質制限ダイエットが画期的且つ効果的である理由を私なりに考えれば、三つあるように思います。一つは、主食を減らしても、その分おかずを食べればいいので、空腹感と無縁であることです。空腹に耐えるストレスがないので、途中で挫折することが少ないのです。二つ目は、食生活が変わり、体質も変わって代謝効率がよくなるので、リバウンドがない(少ない)ということです。三つ目は、糖質制限ダイエットは、食物の知識だけでなく、糖新生の仕組みなど代謝の基本的な知識に基づいておこなわれるので、ダイエットに対する科学的な理解によって高いモチベーションを維持できるということです。

何度も同じことを言いますが、糖質制限ダイエットができなけば、ダイエットはあきらめたほうがいいと思います。それくらい簡単にできるダイエット法です。健康体でダイエットを考えている人にすすめるとしたら、もうこの方法しか思いつかないほどです。

糖質制限ダイエットにとっての”天敵”は、むしろ自分の意志より、まわりの”雑音”かもしれません。いわゆるネガティブキャンペーンです。ネットにはこの手のコピペがあふれていますが、糖質制限ダイエットの場合、サプリも器具もなにも必要がないので、ビジネスとしてはあまり旨味がありません。そのため、その分野の”アフィリ野郎”たちが、目障りな存在の糖質制限ダイエットを貶めるべくネガキャンをしているのでしょう。

そして、そんな書き込みを真に受け、糖質制限ダイエットは危険だとかなんとか「知ったふうなこと」を言う人もいますが、そんな人間に限って、糖尿病予備軍のような人間が多かったりするのです。彼らは、自己管理ができない自分をそうやってネットで見つけた「理屈にもならないような理屈」で合理化しているだけなのです。

「ネットがすべて」「ネットこそ真実」の人たちにとって、ネットは逆にその人の人生を不幸にすることもあるのです。その典型がネトウヨですが(でも、本人たちは得意満面で、全然不幸だとは思ってない)、ダイエットをしたくてもうまくいかない人たちもどこか似ている気がします。ダイエットにおいても大事なのは、メディア(ネット)リテラシーなのです。
2014.10.08 Wed l 健康・ダイエット l top ▲